学校日誌

対話して考える

2017年10月9日 08時52分

10月6日(金)、池島直美教諭が6年3組で算数研究授業を行いました。
この日の学習のめあては「三角柱の体積は、どうして底面積×高さで求めてよいのか」。
今回、体積を求める三角柱は、底面が3cm×4cmの直角三角形、高さが5cmです
子ども達は、前の授業で直方体の体積は底面積×高さで求めることを学習しています。そこで、今回の三角柱は底面が3cm×4cmの長方形、高さが5cmの直方体の体積を半分にすればよいことがわかっています。
子ども達は、学習のめあてが出されると一生懸命考え始めました。
そして、グループで話し合ってまとめた内容を発表しました。

このグループは、まず三角形の面積を求め、それが5cm重なっていると考えました。

このグループはどうでしょうか。

このグループは1cm³の立方体を基準として、高さ1cm分の三角柱の体積が6cm³なので、それが5段積み重なって30cm³になる、と考えました。

平成32年度から完全実施される学習指導要領では、「どのように学ぶか」も重要視されます。そして、その手法の1つとして「対話」が注目されています。

子ども達からはいろいろな考えが出されました。そこからさらに意見の交換が行われ、子ども達は、自分の言葉で授業のまとめを考えました。

授業の最後に、池島教諭は子どもを教室の中央に集めました。そこで、紙の三角形を積み上げて三角柱を作りました。それによって、三角形が積み上がると三角柱になることを、そして三角柱の体積は底面積×高さで求められることを、子ども達は実感できました。

6年3組の皆さん、一人一人が一生懸命考えた素晴らしい授業でした。よくがんばりましたね。立派でした。